エレファントカシマシのニューシングル「愛すべき今日」が明日23日にリリースされます。
僕は表題曲の「愛すべき今日」のプロデュースで参加しています。
同時発売で映像作品の「エレファントカシマシ 新春ライブ2015 日本武道館」もリリースされています。
是非みなさんチェックしてください。
http://www.elephantkashimashi.com
先週熱が出たりなど体調を崩してお騒がせしましたが、もう完全に回復しました。
寝込んでいる時間も結構あったのでいろいろと考えることが多かった日々でした。
車でラジオを聞いてたら、かなり変わっていてでも凄く耳に残る部分と凄く気になる部分、よい意味で「え?今どうなってた?」みたいな曲がかかってて「北欧辺りの女性シンガーの曲かな?」と思ったので、無意識に音量を上げて最後まで聞き入った。
DJ曰く「映画進撃の巨人の主題歌にもなっています"SEKAI NO OWARI”で”SOS”でした」
僕はセカオワの全てを聞いたわけじゃないけど、今までは非常にポップなメロディのセンスと独特な歌詞世界、そして先端の音を取り入れ自分たちのものにするのがとてもうまいバンドだな、という認識だった。
でもこの曲はそんな杓子定規的な僕のうがった考えは一切吹き飛び、もの凄い驚いたし一番好きだ。
そしてこれをリリースするセカオワはかっこいいと本当に思った。
すげえ戦ってんなと思った。
常識とか規範とか、ジャンルとか国境とか自分とか仲間とか、全てと戦ってる曲だと思った。
戦わなければいけない。
当たり前と思っていることは当たり前ではないんだ。
自分で自分を洗脳し続けた39年間は当たり前ではない。
僕はこの曲に勇気づけられたし、いろんなことを気付かせてくれた。
で、この気付いたことって、きっと進撃の巨人という作品のテーマなんだろうなあ・・・
進撃の巨人、前編見てないけど観に行こうかな。
ラグビーの日本代表が南アフリカに勝ったということで、これはもの凄い快挙だという。
僕はラグビーはあまり見ないから詳しくはないけど、世界ともの凄く差があるという情報くらいは知っている。
アトランタ五輪のサッカーで日本がブラジルに勝ったくらいのことなのかな。
とにかく凄いということで、ごろうまる、五郎丸という名前は僕も覚えた。
その彼のキックについて特集した番組を見たが非常に興味深かった。
彼の蹴る前の一連の動作は「ルーティン」と呼ばれるもので、バッターの打席に入るときの動きとか、幅跳びや高飛びの選手が助走に入る動きとか、そういうのと一緒で集中するためにやる行為のこと。
試合中は練習とは違い、観客の声援やヤジ、視界を邪魔をする動きなど、集中を妨げる様々な要素があふれかえっている。
さらには「決めなければ」「はずしたらどうしよう」など自分の心との戦いもある。
その対策として、ルーティンに集中することで、内外の様々なネガティブ要素を消し去るという。
むかし別の番組で見たスポーツ用語として「ゾーン」というのがあったけどそれに近いものだろう。ゾーンに入るための作業がルーティンなんだと思う。
これ見てて、音楽も、特にライブは一緒だなと。
リハでできて本番でできない人は何かに負けている。何かというか自分なんだけど、何らかの要因によって緊張したり頭が真っ白になったりするわけで、それは結局自分に負けている。
今回のSuperflyのツアー、全員が毎回最高のパフォーマンスを目指していますが、自分の未熟さと対峙する日々でもあります。
めちゃくちゃ集中して、歌とバンドの音の細部まで耳が行き届いて、よし!今日はいいぞ!と思って緩んだ瞬間に、気持ちが持って行かれて演奏が崩れることがあります。
多分聞いててもほとんどわからないかもしれないけど、それは凄く小さなことのようでもの凄く大きなことで、あぁ、ただの人間だな、と、自分への怒りがこみ上げるのです。
残り13本ですがより良く、もっと素晴らしいライブになるように、やれることは全部やっていきます。
そして五郎丸選手、そしてラグビー日本代表の今大会、注目して見てみようと思います。
さて明日はSuperfly山梨公演。
明日も最高のライブになるようがんばります。